2017年04月24日

DNDDさんより

 20周年おめでとうございます。この通過点の先、いついつまでもの御多幸をお祈り申し上げます。
 皆さんの様々な「守り人」との出逢いに触れ、これも縁と感じましたので、野暮ながらDNDDも一筆啓上したく思います。
 身も蓋もないようですが、このよーなDNDDですから、むかしむかしはそれはそれは偏向したがきんちょでした。どのくらい偏向していたかと申しますと、保護養育者から与えられた絵本の中で、擬人化されたウサギやクマが平和に笑い合って暮らしているのを読んで「人間でさえ目や肌や髪の色の違いだけで爪弾きにし合う世の中で、ここまでニコヤカに異種族交友やってのけるこの2匹は外交官か? 外交官なんだろうな。道理で絵になるわけだ。美談がましい」と横目で見やりながら鼻ちょうちんプーと笑ってのける弩級のがきんちょでした。可愛くありません。そうなると可愛がるメンバーは限られ、限られると益々偏ります。偏見・偏斜・偏執・偏好・偏愛エトセトラ、どれもこれも現世にありふれた不幸ですが、これもまた人の世にありふれた運命のもと、がきんちょDNDDはすくすくと育ちました。運があったのでしょう。不運か幸運か悪運かは知りません。
 そのよーながきんちょでしたので、児童書の読み方も一風変わっていました。そもそも児童書なんぞ見縊っていたので(日本の小学校の夏期課題:読書感想文にて、教師への意趣返しがてら旧約聖書をセレクトするほど)、同じ装丁をしたレーベルを一括りと捉え、それを好き嫌いに関係なく読了する―――ということを、書庫にて独り、ねちねちと実行していました。病んでます。誰か! 誰か来てー! 救急車、救急車あー!
 「精霊の守り人」は当時、『偕成社ワンダーランド【ファンタジーの世界】』という15冊セットの大トリでした。言わば紅白歌合戦のサチコです。ラス・ボスです。立ち向かったDNDDは、度肝を抜かれました―――「なんだよこいつら、大の大人のくせに」と。
 まあお妃様が幼稚なのは世の常としても、バルサもまたそれに「ヒキョーモンめ」と当てつけ。しかも、チャグムをおぶってからは畜生チクショウと愚痴る愚痴る。挙句の果てに、出てきたタンダという男が男っぷりをみせるかと思えば、「YOUたち付き合っちゃえよ」と抜かすチャグムに「ンな磁石みたいに行きっこないのよボクタチ……」とウジャウジャ。乳くせえったらありゃしません。乳なら乳らしくしゃぶって寝てりゃだっこしてオンブしてまた明日と流されて済むだろうに、しゃぶりもせず寝もせず苦しみもがいて身を粉にした奮闘の末、どいつもこいつもお人好しさながら戦い抜きます。そして大団円。えー?
 不可解でした。不可解でしたので、後年、続編「闇の守り人」も手に取りました。すると今度は、養父として父性を確立していたはずのジグロですらバルサに「お前さえいなければ(俺はこうならなかった)」と言ってのけ、存在を諸共棄却したがると来ます。容赦ねえな作者、とややドン引きました。その頃には「殺人願望の心理学(OUR WISH TO KILL)」を愛読していた手前、ジグロに最も共感を覚えたことを強く記憶しています。「夢の守り人」ではトロガイですら馬脚を現し、「虚空の旅人」では(以下割愛)。
 児童書なのに、読み手の児童を、子ども扱いをしない……甘やかさない・甘く見ない・それでも甘味はあるし甘えてもいいんだよという世界の在りように、DNDDは己の現世を投影していたのでしょう。
 そして、大人のくせに大人のくせにと「守り人」シリーズの登場人物たちを指差していたDNDDこそ、DNDDのくせにDNDDのくせにと指差してきた今迄の大勢と同質だったことに気付き、悶絶せんばかりの赤っ恥に打ちのめされたあまり壁に頭突きしました。自室で良かったです。In人ごみならもれなく通報されていたと思います。誰か! 誰か来てー! 救急車、救急車あー!
 ちょうど日本でウェブ環境も鰻登りに整理整頓カスタマイズが進んだ佳境の時代と丸被りだったこともあり、「守り人の洞窟」にて楽しく交流も持てました。過去お絵かき掲示板ではご迷惑もおかけし、白井さんには大変申し訳ありませんでしたが、四コマ漫画を披露したり、イラストをリレーしたり、詩編と挿絵をコラボさせてみたところ「こんなに胸を打つ言葉はない」「手元に書いて残しておいていいですか」等々の感極まる言葉を頂戴したりと、これ以上ない・掛け替えない思い出を作ることが出来ました。そしてこれを端緒に、自らウェブサイトを作り、今ではツイッターにまで手を出せました。DNDDは幸せ者です。DNDDは幸せ者です。大切なことなので2回言いました。
 我々の暮らす四次元時空(ミンコフスキー時空、すなわち左右・前後・上下・時間軸)において、文字は時間を……一次元目を超えました。100年と生きられない人間が、200年経っても不滅の不死者となり、300年後に後継者を生む可能性を開きました。シェイクスピアなど正にイモータルと言えるでしょう。お粗末ながらDNDDも「守り人」の後継者の一人として、バルサを筆頭とした面々から受け取ったものを受け継いでいく所存です。ゆえに、だからこそ、この通過点の先、いついつまでもの御多幸をお祈り申し上げます。
 20周年おめでとうございます。Thanks awfully,YOUR made my day.
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2017年04月15日

英語を話すファン さんより

On behalf of the English-speaking world, I would like to congratulate Ms. Uehashi on the 20th anniversary of the Moribito series! Though only the first two books have been translated into English, I have read them both multiple times, and watched the anime series more times than I can count. I bought the manga and had them shipped overseas, and I watched the NHK drama every week after it came out, even though there were no subtitles. I cannot get enough of this world, of these characters, of the rich mythology and diverse cultures that the Moribito series has brought to life. I'm even learning Japanese so that I can read the rest of the books! So often people in the Western world think that fantasy is Lord of the Rings, Game of Thrones, Harry Potter, and other European-based stories, but meanwhile there is THIS series, which is just as good and as epic as any of the English fantasy stories out there. I was so upset when I found out Scholastic wasn't going to translate the entire series. I still hold out hope that one day we in the United States will be able to enjoy all of Balsa's world. She's the best female character in all of anime, in my opinion! In fact, I never watched any anime before a friend introduced me to Moribito, and since then (almost ten years ago now) I have watched and rewatched the series, and it became a gateway for anime as a whole. It also inspired me to write my own stories (and fan stories!), and got me interested in Japanese culture in a way I wouldn't have if I had never known Moribito existed. Basically, I just want to thank you for creating such an incredible world, wonderful characters, exciting stories, and sharing them with the world. Thank you! Congratulations, and I hope that when the 30th anniversary rolls around, there will be even more to celebrate.
posted by しらい at 21:40| Comment(0) | お祝いメッセージ

2017年04月02日

ちぃさんより

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posted by しらい at 23:13| Comment(0) | お祝いメッセージ